40代になってから、仕事でも生活でも「やることを整理する力」がますます必要になった気がしています。
私は会社員として事務や進捗管理の仕事をしているのですが、もともと抜け漏れがないように気を配るほうで、先のこともつい考えすぎてしまう性格です。
周りから見ると、きっと真面目にやっているように見えていたと思います。
でも実際の頭の中は、いつもごちゃごちゃでした。
優先順位がつけられない毎日は、思った以上に疲れる
今日中に返したいメール、確認しておきたい資料、先延ばしにしたくない家の用事、自分のためにやりたいこと。
どれも大事に思えるからこそ、「まず何からやればいいのか」を決めるだけで疲れてしまっていたんです。
特につらかったのは、やる気がないわけではないのに、考えているうちに動けなくなることでした。
ちゃんと優先順位をつけたい、無駄なく進めたい、中途半端にはしたくない。
そんな気持ちが強いほど、逆に最初の一歩が重くなっていました。
朝の時点では「今日はこれもあれも進めたい」と思っているのに、気づけば細かい確認や急ぎの対応に流されてしまいます。
本当にやりたかったことは何も手をつけられないまま、一日が終わることもありました。
そんな日が続くと、自分の段取りが悪いのではないかと落ち込んでしまいます。
そのたびに心が疲れて、さらに動きにくくなっていました。
試してみたのは 1日3つだけ決めるやり方
そんなときに試してみたのが、「1日3つだけ決める」というやり方でした。
最初に聞いたときは正直、そんな単純なことで何か変わるのかなと思いました。
やることは3つどころではないし、現実はもっと複雑です。
でも逆に、その複雑さをそのまま抱えようとしていたことが、苦しさの原因だったのかもしれないと思い直しました。
とりあえず数日だけでもやってみることにしたんです。
1日3つだけ決める整理法のやり方
やり方は本当にシンプルです。
その日にやることを全部書き出したあと、「今日いちばん意味があるもの」を3つだけ選びます。
それ以外は、やらなくていいわけではありません。
ただ、少なくとも今日の主役にはしないようにしました。
私はこのルールにしてから、朝の気持ちの重さがかなり変わりました。
以前は一覧を見るだけで圧迫感があったのに、「今日は3つ決めればいい」と思えるだけで、頭の中の混雑が少し静かになる感じがあったんです。
3つの中身に役割を持たせると続けやすい
さらによかったのは、3つの中身に役割を持たせるようにしたことです。
たとえば1つは、大事だけれど後回しにしがちなものです。
もう1つは、今日中に動かしたい現実的な用事です。
最後の1つは、5分から15分くらいで終わる小さなことです。
この組み合わせにすると、気持ちの上でも現実の進み方としても、ちょうどよかったんです。
大きすぎるものだけだと苦しくなるし、小さいものだけだと達成感が薄くなります。
そのバランスを意識するようになってから、「今日もちゃんと前に進めた」と思える日が増えました。
完璧に整理しなくても進めるようになった
一番大きかった変化は、「全部きれいにやらなくてもいい」と少しずつ思えるようになったことです。
今までは、完璧に整理してからでないと始めにくかったのですが、3つに絞るだけで、完璧さより現実的な前進を選びやすくなりました。
結果として、仕事中の迷いも減りました。
家に帰ってからも「あれもできなかった、これも進まなかった」と自分を責める時間が短くなりました。
全部を抱えたままだと気持ちが休まらなかったのに、「今日は3つやった」と区切りをつけられるだけで、心の疲れ方まで変わってきた気がします。
予定どおりにいかない日があってもゼロではない
もちろん、この方法で毎日完璧に過ごせるわけではありません。
予定どおりにいかない日もあるし、急な対応で崩れることもあります。
でも、それでもいいと思えるようになったのは大きな前進でした。
3つ全部できなくても、1つでもできたらゼロではない。
前よりも、そうやって自分に言ってあげられるようになりました。
優先順位がつけられない人ほど、まず減らすのが大事かもしれない
もし以前の私のように、やることが多いというより、考えすぎて最初の一歩が重くなっている人がいたら、「1日3つだけ」は思っている以上に助けになるかもしれません。
派手な方法ではないけれど、頭の中を現実的な大きさに戻してくれるやり方です。
毎日を劇的に変えるというより、少しずつ息をしやすくしてくれる感じでした。
私にとっては、それがすごく大きかったです。
頑張りすぎてしまう人ほど、やることを増やすより、まず減らすことから始めてもいいのかもしれません。


コメント