40代の会社員で、事務や進捗管理の仕事をしていると、大きな仕事を一気に片づけるより、細かい確認や調整、抜け漏れを防ぐ段取りのほうが多くなりがちです。
毎日やること自体は見えているはずなのに、朝になるとその仕事が頭の中で一気に膨らんでしまう。
そんなふうに、始める前から気持ちが重くなることはないでしょうか。
私もずっと、何を先にやるべきかをちゃんと決めようとするほど、逆に動き出せなくなるのが悩みでした。
でも、朝の最初の5分で「今日やる3つ」だけを決めるようにしてから、仕事に入りやすさがかなり変わりました。
この記事では、考えすぎて仕事が進みにくい40代会社員に向けて、朝が少しラクになるシンプルな整理術を紹介します。
朝になると仕事が膨らんで見えてしまった
今日中に返したいメール、確認しておきたい資料、進捗の催促、会議の準備、上司への共有、細かい修正、あとでやろうと思っていた雑務。
どれも小さな仕事に見えるのに、朝の頭の中では全部が同じくらい重要に感じてしまって、何から始めればいいのか決めきれない日がありました。
優先順位をつけようとするほど、
「でもこれも先にやったほうがいいかも」
「いや、こっちを後回しにすると気になる」
と考えが増えていきます。
仕事をしていないわけではないのに、始まりが重い。
朝から予定表やメールやメモを見ながら頭の中だけで整理しようとして、時間だけが過ぎていく。
周りからは普通に仕事をしているように見えていても、自分の中では、走り出す前にずっと足踏みしているような感覚がありました。
試してみたのは「今日やる3つ」だけを決めるやり方
そんなときに試したのが、朝の5分だけで「今日やる3つ」を決める方法でした。
特別なテクニックではありません。
仕事を始める前に全部を整理するのではなく、
今日いちばん進めたい1つ
と
できれば終えたい2つ
だけを先に決めるやり方です。
最初に聞いたときは、正直かなり物足りなく感じました。
3つだけで大丈夫なのか、ほかにもやることはあるのに抜け漏れが増えないのか、と不安になったからです。
やり方はかなりシンプルだった
まず朝、パソコンを開いたらメモ帳に「今日やる3つ」と書きます。
その下に、3行だけ使ってやることを書きます。
ポイントは、絶対にそれ以上増やさないことでした。
思いついたことがほかにあっても、それは別の欄に「保留」として置いておくだけです。
全部をきれいに整理してから始めるのではなく、最初の5分では「今日、まず何を前に進めるか」だけ決める。
そのくらい雑でもいいと、自分に許可を出す感覚でした。
最初は不安だったけれど、動き出しは明らかに早くなった
最初の数日は、正直かなりそわそわしました。
本当にこれだけで始めていいのか、見落としていることがあるのではないか、もっと全体を確認してから動いたほうが安心なのではないか。
そんな気持ちは何度も出てきました。
でも、そこでまた整理を始めると元に戻ってしまいます。
だから、とにかく最初の3つのうち1つ目に手をつけることだけを意識しました。
すると不思議なことに、「全部を見渡してから始める」よりも、「最初の1つだけをやる」と決めた日のほうが、仕事に入るまでの時間がかなり短くなりました。
「3つ」に絞ると、朝の頭が疲れにくくなる
いちばん大きかったのは、朝の頭の疲れ方が変わったことです。
今までは始業直後に今日のことを全部考えようとして、その時点でかなり消耗していました。
でも3つだけに絞るようになってからは、考える範囲が一気に狭くなりました。
もちろん実際の仕事は3つで終わるわけではありません。
それでも、「まず今日はこの3つを軸にする」と決めておくだけで、気持ちの散らかり方がかなり変わりました。
全部を同時に抱えなくていいだけで、思っていた以上にラクになりました。
つまみ食いのような仕事の進め方が減った
以前は、気になる仕事を少しずつ触ってしまい、いろいろやっているのにどれも中途半端という日がありました。
でも3つを決めるようになってからは、「今はこれを終わらせる時間」と思いやすくなりました。
途中で別のことが気になっても、とりあえず保留欄に書いて元の作業に戻る。
それだけで、集中の切れ方がかなり減りました。
完璧な集中ではなくても、前より確実に前進できている感じがありました。
予定が崩れても立て直しやすくなった
進捗管理の仕事をしていると、周囲からの依頼や確認が途中で入ることは避けられません。
そのたびに予定通りには進まず、理想通りの1日になることはほとんどありません。
それでも、このやり方を続けてよかったと思うのは、予定が崩れても立て直しやすくなったからです。
以前は一度流れが崩れると、「もう今日はダメだ」と感じることがありました。
でも今は、3つのうち残っているものを見れば、「じゃあ午後はこの1つだけでも進めよう」と戻りやすいです。
全部を抱えていたときより、戻る場所が見えやすくなりました。
仕事が終わったときの気持ちも変わった
前は、どれだけやっても「まだ残っていること」に目が向いてしまって、終わった感じがあまりありませんでした。
でも朝に決めた3つのうち、何ができたかを見るようになってからは、「今日はここまで進んだ」と少し言いやすくなりました。
3つ全部終わらない日もあります。
それでも1つ終わっていれば前進ですし、2つ終われば十分頑張った日だと思えるようになりました。
今までは基準があいまいだったので、自分で自分をずっと未完了のままにしていたのかもしれません。
完璧に整理しなくても、仕事は前に進める
この方法を始めたからといって、急に考えすぎる性格がなくなったわけではありません。
今でも細かいことは気になりますし、ちゃんと整理したくなる日はあります。
それでも、「全部を整理してから動く」しか方法がなかった頃に比べると、「とりあえず今日の3つを決めて始める」という逃げ道ができたのはかなり大きかったです。
完璧じゃなくても前に進める形がある。
そう分かっただけで、朝の気持ちの重さはかなり変わりました。
考えすぎて仕事が進まない40代会社員こそ、朝は3つでいい
たぶん私は、仕事ができないのではなく、仕事を始める前に頭の中で抱え込みすぎていただけでした。
真面目にやろうとする人ほど、最初に全部を見ようとしてしまうことがあります。
でも、全部を見ることと、ちゃんと進むことは同じではありませんでした。
むしろ私の場合は、少し雑なくらいに絞ったほうが、結果として落ち着いて進める日が増えました。
同じように、やるべきことは分かっているのに、いざ始める段階になると気持ちが重くなる人がいたら、朝の最初の5分だけでも「今日やる3つ」に絞ってみてください。
立派な方法でなくて大丈夫です。
きれいな手帳や整ったアプリがなくても、紙でもメモ帳でも3行あれば十分でした。
全部を完璧に整理できなくても、最初の1歩だけ決めておけば、人は思ったより動ける。
今でも忙しさはありますが、少なくとも朝の自分に必要だったのは、もっと頑張ることではなく、考える量を減らしてあげることだったのだと思います。


コメント