ピンク色のバッタはなぜ話題?目立つのに捕食されにくい意外な理由

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ピンク色のバッタが話題になっていると知り、私は最初、珍しい個体が新しく発見されたニュースなのだと思いました。

ところが、今回注目された理由は、見た目が珍しいからだけではありません。

高校生が長年続けてきた研究によって、目立つピンク色のバッタが、実はカマキリに捕食されにくい可能性が示されたためです。

緑色や茶色のバッタより目立つのに、なぜ生き残りやすいのでしょうか。

この記事では、ピンク色のバッタが話題になった理由や、研究で発表された意外な生存戦略について分かりやすく紹介します。

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ピンク色のバッタが話題になった理由

ピンク色のバッタが注目されたきっかけは、岡山県の高校生が発表した研究です。

岡山県立岡山一宮高校1年の森岡正義さんは、2026年7月18日に東京都内で行われた探究プレゼン大会「Q-1」に出場しました。

発表したテーマは、ピンク色のバッタが自然界で生き残れるのかという疑問です。

森岡さんは、2021年に弟が捕まえたピンク色のバッタを見たことをきっかけに、研究を続けてきました。

一般的なバッタは、草むらに紛れやすい緑色や茶色をしています。

一方、ピンク色の個体は草むらの中で目立ちます。

そのため、鳥やカマキリなどの天敵に見つかりやすいように思えます。

しかし、研究では予想とは異なる結果が示されました。

ピンク色のバッタは目立つのに捕食されにくい?

森岡さんの研究では、ピンク色のバッタは、カマキリから餌として認識されにくい可能性があると発表されました。

カマキリにとって見慣れたバッタの色は、緑色や茶色です。

ピンク色の個体は周囲から目立つものの、見慣れない色であるため、すぐには餌と判断されない可能性があります。

つまり、目立たないから生き残るのではなく、目立ちすぎてバッタだと認識されにくいということです。

私はこの結果を知り、保護色とは反対の仕組みが働く場合もあるのだと驚きました。

ただし、ピンク色であれば、どのような環境でも必ず捕食されにくいという意味ではありません。

天敵の種類や周囲の環境、個体の動き方などによって、結果は変わると考えられます。

ピンク色のバッタは突然変異なの?

ピンク色のバッタは、新種の昆虫とは限りません。

過去に岡山県備前市で見つかったピンク色のバッタについて、専門家はショウリョウバッタの幼虫とみられると説明しています。

また、極端に異常な状態ではなく、出現する確率が低い体色変異の一つと考えられるとしています。

突然変異という言葉だけで説明されることもありますが、専門家の説明に沿うなら、珍しい体色の変化と表現する方が正確です。

見つかる数が少ないため、実際に目にすると非常に珍しく感じられます。

なぜピンク色になるの?

バッタの体色は、種類や成長段階、周囲の環境などによって変わることがあります。

通常は緑色や茶色が多いものの、まれに赤色やピンク色に近い個体が見つかります。

ただし、今回の個体がなぜピンク色になったのかについて、遺伝や環境のどちらが直接の原因だったのかまでは明確になっていません。

「ピンク色の色素が多い」「緑色の色素が少ない」などと説明されることもありますが、個体を詳しく調べなければ断定できません。

現時点では、出現頻度の低い体色変異の一つと考えるのが適切です。

高校生が5年間続けてきた研究

今回の研究で注目したいのは、珍しい昆虫を見つけただけで終わらなかった点です。

森岡さんは2021年にピンク色のバッタと出会ってから、数年間にわたって研究を続けました。

そして、「目立つ体色のバッタは本当に生き残りにくいのか」という問いを立て、実験や観察を重ねています。

2026年の「Q-1」には、全国から349組がエントリーしました。

岡山一宮高校はベスト8に選ばれ、プレゼンテーションの結果、東急エージェンシー賞を受賞しました。

身近な昆虫への疑問が、全国規模の研究発表につながったことも、今回のニュースが注目された理由の一つです。

ピンク色のバッタを見つけたらどうする?

珍しいバッタを見つけると、捕まえて持ち帰りたくなるかもしれません。

しかし、無理に追いかけたり、強く触ったりすると、脚や羽を傷つける可能性があります。

まずは離れた場所から観察し、可能であれば写真を撮って記録する方法が安全です。

撮影する場合は、次の点を記録しておくと種類を調べやすくなります。

・見つけた場所
・発見した日付
・おおよその大きさ
・体全体と脚の形
・周囲に生えていた植物

珍しい昆虫だからといって、必要以上に飼育したり、別の場所へ移動させたりする必要はありません。

その場所で観察し、自然に戻すことも大切です。

ピンク色のまま成虫になるの?

幼虫のときにピンク色だったバッタが、成虫になっても同じ色を保つとは限りません。

脱皮や成長に伴って、色が薄くなったり、緑色や茶色に変化したりする可能性があります。

一方で、成虫になっても赤色やピンク色に近い体色を保つ例も報告されています。

成長後の色については、種類や個体差が大きいため、実際に継続して観察しなければ分かりません。

今回のような珍しい個体を継続的に観察することは、バッタの体色が変わる仕組みを知るうえでも重要です。

まとめ

ピンク色のバッタが話題になった理由は、高校生が研究成果を発表し、意外な生存戦略が明らかになったためです。

草むらで目立つピンク色の個体は、天敵に見つかりやすいと思われがちです。

しかし研究では、カマキリが餌として認識しにくく、捕食されにくい可能性が示されました。

ピンク色のバッタは新種とは限らず、出現する確率が低い体色変異の一つと考えられています。

珍しい見た目だけでなく、身近な疑問を長期間研究した高校生の取り組みも、多くの人の関心を集めました。

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