帰宅後に家事ができない人へ|スマホを見る前に「ひとつだけ」で夜の罪悪感が減った話

暮し

仕事から帰ってきたあとの時間が、ずっと苦手でした。

玄関のドアを開けた瞬間は、「ああ、やっと帰ってこられた」という安心感があります。
でも同時に、その場で一気に力が抜けるような感覚もありました。

靴を脱いで、バッグを置いて、コートをかける。
たったそれだけでも、もう今日の分の体力は使い切ったような気がしていました。

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帰宅後に家事ができない自分にがっかりしていた

本当は、帰ってすぐに洗濯物を洗濯機に入れたり、夕飯の準備を始めたりした方がいいのはわかっていました。
明日のために少し片づけた方が、あとでラクになることもわかっていました。

わかっているからこそ、動けない自分に余計にがっかりしていました。

「少しだけ休もう」と思ってソファに座ると、ほぼ終わりでした。
気づいたらスマホを開いていて、SNSを見たり、特に見たいわけでもない動画を流したりしていました。

30分、1時間があっという間に過ぎていきます。
画面を見ている間は現実から少し離れられますが、スマホを閉じた瞬間に、洗濯物、食器、夕飯、明日の準備が一気に頭の中へ戻ってきます。

そのときの重さが、またつらいんです。

スマホを見たあとに「また何もできなかった」と思っていた

休んだはずなのに、気持ちは軽くなっていませんでした。
むしろ「また何もできなかった」と思ってしまうことが多かったです。

家族に何か言われたわけでもないのに、勝手にイライラしてしまう。
言葉がきつくなってしまうこともありました。

そんな自分が嫌でした。
でも次の日も、また同じことを繰り返していました。

休日にまとめてやればいい、と思っていた時期もあります。
でも平日にたまった家事は、休日の自分にも重すぎました。

せっかくの休みなのに、朝から家の中を見てため息をつく。
結局どこから手をつければいいかわからず、平日も休日もずっと家事に追われているような感じでした。

帰宅後の家事は「スマホ前ワンアクション」だけにした

そんなときに始めたのが、帰宅後のスマホ前ワンアクションです。

最初に聞いたときは、正直かなり地味だなと思いました。
スマホを見る前に、たったひとつだけ家事をする。
それだけです。

洗濯機に服を入れるだけでもいい。
炊飯器のボタンを押すだけでもいい。
食器をシンクに運ぶだけ、ゴミを玄関に置くだけでもいい。

ポイントは、家事を終わらせようとしないことでした。

帰宅後に家事ができない原因は「全部やろう」としていたこと

私は今まで、帰宅後に動くなら夕飯を作らなきゃ、洗濯を回さなきゃ、片づけなきゃ、と全部をセットで考えていました。
だから最初の一歩がすごく重かったんだと思います。

始めたら最後までやらなきゃいけない気がする。
そう思うと、「だったら今は無理」とソファに逃げてしまっていました。

でも、スマホ前ワンアクションは違いました。

「洗濯物を洗濯機に入れたら、その後はスマホを見ていい」
「炊飯器のボタンを押したら、ソファに座っていい」
「食器をシンクにまとめたら、今日はそれで合格」

このくらいまで、ハードルを下げました。

最初は本当に、たったひとつだけにしました。
欲張って二つ、三つと増やさないようにしました。

できそうな日でも、あえてひとつで終わりにする。
そして「今日はできた」という感覚を残すようにしました。

私が続けやすかった帰宅後の家事ルール

私が一番やりやすかったのは、帰宅したらバッグを置く前に洗濯物だけ洗濯機へ入れるという流れです。

リビングに行く前に済ませるのが大事でした。
一度ソファが視界に入ると、そのまま座ってしまいやすいからです。

玄関から洗面所へ直行する。
着替えながら洗濯物を入れるだけ。

洗剤を入れて回すところまでできる日は回します。
無理な日は、洗濯物を入れるだけで終わりにしました。

これだけなのに、夜の気持ちが少し変わりました。

スマホを見る前にひとつ家事をしたら罪悪感が減った

スマホを見ている時間は、変わらない日もあります。
相変わらず30分くらい見てしまうこともあります。

でも、先にひとつ済ませていると、「また何もできなかった」ではなくなります。

洗濯物は洗濯機に入れた。
炊飯器のボタンは押した。
食器はシンクに持っていった。

たったそれだけなのに、自分を責める声が少し小さくなりました。

家事が完璧に回るようになったわけではありません。
部屋が急にピカピカになったわけでもないです。

夕飯を手抜きする日もあります。
洗濯物をたたまずに、カゴの中から取る日もあります。

でも、それでも前より気持ちが荒れにくくなりました。

「自分はだらしない」と思う回数が減った

特に大きかったのは、「自分はだらしない」と思う回数が減ったことです。

以前は、ソファでスマホを見ているだけで、心のどこかでずっと自分にダメ出しをしていました。
休んでいるのに、休まっていなかったんだと思います。

今は、スマホを見る前にひとつだけ済ませることで、「最低限はやったから休んでいい」と思えるようになりました。

この休んでいいという感覚が、思っていた以上に大きかったです。

家族へのイライラも、少し減りました。
もちろんゼロではありません。

でも、帰宅後にひとつだけでも進んでいると、「全部自分が背負っている」という苦しさがほんの少しやわらぎます。
前より落ち着いて「これだけお願いできる?」と言える日も増えました。

帰宅後の家事を続けるために工夫したこと

続けるために工夫したこともあります。

まず、ワンアクションの内容を日によって変えすぎないことです。
疲れていると、選ぶことすら面倒になります。

なので、平日は基本的に「洗濯物を洗濯機へ」に固定しました。
余力がある日は、炊飯器、食器、ゴミ出しの準備を追加します。

でも基本は、ひとつだけです。

次に、「スマホを見る前に」と言っても、スマホを敵にしないことです。

私は、スマホを見る時間も必要なんだと思うようにしました。
仕事で疲れて帰ってきて、すぐに家事モードへ切り替えるのは簡単ではありません。

だから、スマホを見ること自体を悪いことにしない。
その代わり、見る前にひとつだけ済ませる。

これくらいのゆるさが、私にはちょうどよかったです。

そして、できなかった日も失敗扱いにしないことです。

遅く帰った日や、特に疲れている日は、玄関を開けた瞬間にもう無理なこともあります。
そういう日は、何もしないで座ってしまってもいいことにしました。

次の日にまた戻ればいい。
毎日必ずやるのではなく、できる日を少しずつ増やすくらいの感覚です。

帰宅後に家事ができない人は、まず30秒だけでいい

この方法を始めてから、帰宅後の時間が劇的に変わったわけではありません。
でも、確実にラクになりました。

大きな変化というより、夜に自分を責める時間が少し減った、という感じです。
私にはそれがとても大きかったです。

家事をちゃんと回せないと悩んでいる人ほど、いきなり大きく変えようとして苦しくなっているのかもしれません。

帰宅後に全部やる必要はありません。
まずは、ひとつだけでいい。
しかも、30秒で終わるようなことでいいと思います。

洗濯物を洗濯機に入れるだけ。
炊飯器のボタンを押すだけ。
食器をシンクに置くだけ。
ゴミ袋を玄関に置くだけ。

それだけでも、「今日は何もできなかった」から「今日はひとつできた」に変わります。

この差は、思っていたよりも心に効きます。

まとめ:帰宅後の家事は「ひとつだけ」で自分を責めにくくなる

帰ってきた時点で疲れ切っている人は、怠けているわけではないと思います。
もう一日分、十分頑張っているんです。

だからこそ、帰宅後の自分に厳しいルールを課すより、「ひとつだけやったら休んでいい」というやさしい仕組みを作る方が続きやすいのだと思います。

私もまだ完璧ではありません。
でも、玄関を開けたあとに、ほんの少しだけ先に動く。

その小さな習慣のおかげで、夜の自分を前より少し許せるようになりました。

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