洗濯物をたたまない収納に変えた理由
共働きで平日を回していると、洗濯は本当に終わりがない家事だと感じます。
洗濯機を回すところまでは、なんとかできます。
干す、もしくは乾燥まで持っていくところも、気合いでどうにかなる。
でも問題は、その後でした。
乾いた服を取り込んだあと、ソファに一度置く。
あとでたたもうと思っていたはずなのに、夕飯の準備、片づけ、翌日の支度、家族の用事をしているうちに夜になります。
もう頭も体も動かなくて、洗濯物の山はそのまま。
翌朝になって、そこから靴下を探したり、仕事に着ていく服を引っ張り出したりするのが、いつもの流れになっていました。
しかも家族から「服どこ?」と聞かれるたびに、内心イラッとしてしまう自分もいました。
私だって知りたいよ、と思う日もあります。
でも、洗濯物が片づいていないのを見ると、どこかで「ちゃんとできていないな」と感じてしまうんです。
部屋も散らかって見えるし、ソファに座る前にまず服をどかす必要がある。
たったそれだけのことなのに、毎日続くと地味にしんどいものでした。
洗濯物は全部たたむ前提だと続かなかった
そこで、思い切って「全部をたたんで収納する」という考え方をやめることにしました。
きっかけは、SNSで見かけた“たたまない収納”や“家族別カゴ収納”の投稿です。
最初は、そんなにうまくいくのかなと思っていました。
でも今の我が家には、きれいにたたむ収納よりも、朝に困らない収納の方が必要なのかもしれないと感じました。
洗濯物をたたむ作業は、ただ服を整えるだけではありません。
人別に分ける。
種類別に分ける。
引き出しにしまう。
この一連の作業が、疲れた夜にはかなり重く感じます。
だから、たたむことをゴールにすると止まりやすい。
我が家では、まず「ソファに山を作らないこと」を優先することにしました。
たたまない収納は家族別カゴから始めた
まず用意したのは、家族ごとのランドリーバスケットです。
スタッキングできるタイプを選んで、夫用、自分用、子ども用、タオル・共用という感じで分けました。
乾いた洗濯物を取り込んだら、たたむ前にまず人別にポイポイ入れていきます。
下着、靴下、部屋着、パジャマは基本的にたたみません。
カゴに入っていればOK、というルールにしました。
最初は少し抵抗がありました。
今まで「洗濯物はたたんでしまうもの」と思っていたので、カゴに入れるだけだと手抜きしているような気がしたからです。
でも実際にやってみると、思った以上にラクでした。
何より、ソファに山積みになっていた洗濯物が、家族ごとのカゴに分かれているだけで、部屋の見え方が全然違います。
散らかっているというより、“一時置き場に収まっている”感じになるんです。
洗濯物をたたまない収納に向いている服
たたまない収納に向いているのは、シワが気になりにくい服です。
たとえば、下着、靴下、部屋着、パジャマ、子どもの普段着などです。
これらは、きれいにたたんでもすぐ使うことが多いものです。
見た目よりも、すぐ取れることを優先した方がラクでした。
逆に、仕事着や外出着まで全部カゴに入れると、シワや探しにくさが気になります。
そこまで無理にカゴ収納にすると、別のストレスが増えます。
我が家では、たたまない服とハンガー管理する服を分けました。
この線引きをしたことで、雑になりすぎず、続けやすくなりました。
シワが気になる服はハンガーラック収納にした
次に取り入れたのが、キャスター付きのハンガーラックです。
仕事着や外出着、シワが気になる服だけは、たたまずにハンガーで管理することにしました。
乾いたらハンガーのままラックへ移動。
これだけです。
以前は、ハンガーから外して、たたんで、引き出しにしまって、また着るときに出していました。
でもよく考えると、仕事用の服はすぐまた着ることが多いんです。
それなら、わざわざたたんでしまう必要はないと気づきました。
ハンガーラックを置いてから、朝の服探しがかなり減りました。
着たい服が目に見える場所にあるので、「あのブラウスどこだっけ」「パンツが見つからない」と焦ることが少なくなりました。
キャスター付きなので、掃除のときに動かせるのも地味に便利です。
場所を取るかなと思っていましたが、ソファの上に洗濯物が広がっていた頃に比べると、むしろ空間はスッキリしました。
家族別カゴ収納で「服どこ?」が減った
一番変わったのは、家族に「自分の服はまず自分のカゴを見る」というルールを伝えたことです。
これまでは、なぜか私が家族全員の服の場所を把握している前提になっていました。
でも今は、乾いた服はそれぞれのカゴに入ります。
朝に探すなら、まず自分のカゴを見る。
そこになければハンガーラックを見る。
とても単純ですが、この流れができただけで「服どこ?」と聞かれる回数が減りました。
もちろん、最初から完璧に回ったわけではありません。
家族がいつもの癖で私に聞いてくることもありました。
そのたびに「まず自分のカゴ見てみて」と返すようにしました。
何度か繰り返すうちに、少しずつ自分で探す流れができてきました。
私自身も、全部をきれいにしまわなきゃと思わなくなったので、気持ちがかなり軽くなりました。
たたまない収納で家事のゴールを変えた
たたまない収納にしてよかったのは、家事が雑になったことではありません。
家事のゴールを現実的に変えられたことです。
下着や部屋着は、カゴに入っていればいい。
仕事着は、ハンガーにかかっていればいい。
タオルは、ざっくり重ねてあればいい。
そう決めただけで、洗濯物を前にしたときの「またこれを全部やらなきゃ」という重さが減りました。
夜、乾いた服を取り込んだあとも、以前のようにソファへ山積みにすることが少なくなりました。
カゴに分けるだけなら、疲れていてもなんとかできます。
きれいにたたむ気力はなくても、家族ごとのカゴに入れるくらいならできる。
その小さな差が、平日の暮らしにはかなり大きかったです。
たたまない収納でも余裕がある日はたためばいい
今でも、余裕がある日はたたみます。
でも、たためない日があっても前ほど落ち込まなくなりました。
カゴに入っているから大丈夫。
ラックにかかっているから大丈夫。
家族も自分で探せるから大丈夫。
そう思えるだけで、部屋の散らかりに対するストレスも、朝のイライラも少しずつ減ってきました。
共働き家庭で毎日忙しいと、家事を丁寧にやりたい気持ちがあっても、そこまで手が回らない日がたくさんあります。
でも、それは自分がだらしないからではなく、今の生活に仕組みが合っていないだけなのかもしれません。
私にとっては、家族別バスケットとハンガーラック、そして「自分の服は自分の場所を見る」というルールが、大きな助けになりました。
洗濯物の山を減らすなら“全部たたむ”をやめてみる
洗濯物の山を見るたびに気分が下がっている人には、まず“全部たたむ”をやめてみることをおすすめしたいです。
きれいな収納を目指すより、明日の朝に困らない収納を目指す。
それだけで、平日の夜が少しラクになります。
完璧じゃなくても、暮らしはちゃんと回ります。
むしろ、無理なく続けられる形に変えたことで、家の中の空気も、自分の気持ちも少し軽くなりました。


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