透明ケース収納で小物を使い切る暮らしに変えたい
40代になってから、買い物の失敗というほどではない小さなモヤモヤが増えていました。
たとえば、仕事帰りにドラッグストアへ寄ったときに「これ便利そう」と思って買った掃除用シート。
コンビニで見つけた小さなメモ帳。
安くなっていた替えのスポンジ。
念のために買っておいた電池。
どれも高いものではないし、無駄遣いというほど大げさなものでもありません。
でも、家の引き出しを開けるたびに、そういうものが奥の方から少しずつ出てくるんです。
「あ、これ買ってたんだ」
「まだ使ってなかった」
「同じようなの、また買ってしまったかも」
そんなことが何度もありました。
使い切れない小物が増えると引き出しを開けるたびにモヤモヤする
一番嫌だったのは、捨てるほどではないことでした。
壊れているわけでもないし、汚れているわけでもない。
むしろ、いつか使えるものばかりです。
だから処分する気にもなれず、でも実際には使っていない。
引き出しを開けるたびに、なんとなく自分のだらしなさを見せられているようで、少し気分が下がっていました。
最初は、もっと思い切って片づければいいのだと思っていました。
休日に全部出して、いるものといらないものを分けて、きれいに収納し直す。
頭ではそうすればいいと分かっていました。
でも、平日は仕事で疲れていて、休日は休日でやることがあります。
いざ引き出しを開けても、細かいものが多すぎて、どこから手をつければいいのか分かりません。
結局、少しだけ中身を動かして、また元に戻す。
それを何度か繰り返していました。
透明ケース収納を使って見える在庫に変えてみた
そんなときに、試してみたのが透明の仕切り付き小物整理ケースでした。
正直、最初は「収納ケースを増やしたら、余計にものが増えるだけでは?」と思っていました。
今までも収納グッズを買って、結局その中に適当に詰め込んで終わったことがあったからです。
けれど今回は、収納を増やすというより「使い切るための置き場」を作るつもりで始めました。
選んだのは、中身が見える透明タイプで、仕切りがいくつか付いているものです。
大きすぎると何でも入れてしまいそうだったので、あえて引き出しに入るくらいのサイズにしました。
文房具、電池、フック、ケーブル、試供品、掃除用の小物など、家の中でよく埋もれがちなものだけを入れることにしました。
透明ケース収納は引き出し一段から始めると続けやすい
最初にやったのは、本当に小さな範囲だけです。
リビングの引き出しを一段だけ開けて、中身を全部出しました。
すると、使いかけの付箋が3つ、未開封のボールペンが2本、乾電池が数本、コードをまとめるクリップ、どこかでもらった試供品、予備のフックが出てきました。
どれも「捨てるもの」ではありません。
でも、そこにあることを忘れていたものばかりでした。
それを透明ケースに分けて入れてみると、不思議なくらい気持ちが軽くなりました。
きれいに片づいたというより、「あ、今うちにはこれがあるんだ」と分かる安心感がありました。
今までは引き出しの奥に混ざっていたものが、ケースの中で役割ごとに見えるようになっただけ。
それだけなのに、頭の中のごちゃごちゃまで少し整理された感じがしました。
透明ケース収納でムダ買いを減らせるようになった
特に良かったのは、買い物前の行動が変わったことです。
以前は、電池やペンのような細かいものを「家にあったかもしれないけど、なかったら困るし」と思って買い足すことがありました。
安いものだから、まあいいかと思ってしまうんです。
でも透明ケースを使い始めてからは、家に帰って引き出しを開けるとすぐに在庫が見えます。
「あ、電池まだある」
「このボールペンから使おう」
「フックはもう買わなくていい」
そうやって、自分の中に小さなブレーキができました。
買わないように我慢しているというより、持っていることを思い出せるようになった感じです。
小物を使い切る順番が見えるようになった
もうひとつ変わったのは、ものを使う順番ができたことです。
以前は、新しく買ったものをなんとなく手前に置いてしまい、古いものが奥に残っていました。
透明ケースにしてからは、未使用のものが一目で分かるので、「まずこれを使おう」と自然に思えます。
使いかけの付箋を職場のメモ用にしたり、もらった試供品を週末に使ったり、余っていたクリップをケーブル整理に使ったりしました。
ひとつひとつは本当に小さいことです。
でも、使い切れずに眠っていたものが実際に暮らしの中で使われると、思っていた以上に気持ちがいいです。
「捨てずに済んだ」という安心感もありますし、「ちゃんと使えた」という小さな満足感もあります。
透明ケース収納だけで家じゅうが片づくわけではない
もちろん、透明ケースを買っただけで家じゅうが一気に片づいたわけではありません。
まだ別の棚には見直したい場所がありますし、たまに予定外のものを買いそうになることもあります。
でも、以前のように「どこから手をつければいいのか分からない」という状態ではなくなりました。
今は、気になった場所を一か所だけ見直して、使い切りたいものを透明ケースに移す。
それだけでいいと思っています。
小物収納は減らすより使える状態に戻すことが大事だった
私にとって大事だったのは、ものを減らすことよりも、買ったものをちゃんと使える状態に戻すことでした。
捨てるか残すかをいきなり決めるのではなく、まず見える場所に出して、使うチャンスを作る。
そう考えたら、片づけのハードルがかなり下がりました。
ケースの中が少し空いてくると、それもまた嬉しいです。
空間ができたことより、「使ったんだな」と分かるのが嬉しいんです。
以前は、引き出しを開けるたびにモヤモヤしていたのに、今は「次はこれを使おう」と思えるようになりました。
透明ケース収納は使い切れない小物に悩む人に始めやすい
同じように、安いから、便利そうだから、あとで使うからと思って買ったものが少しずつ増えている人は、いきなり大がかりな片づけをしなくてもいいと思います。
まずは引き出しひとつ、ケースひとつで十分です。
透明の仕切り付きケースは、ものを隠すための収納ではなく、自分が持っているものを思い出すための収納でした。
買ったものを最後まで使い切れる暮らしにしたい。
そう思っている人には、かなり始めやすい方法だと思います。
私もまだ完璧ではありませんが、少なくとも「また使えていないものが増えている」というモヤモヤは、前よりずっと小さくなりました。


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